マルメロの特徴的な効能
マルメロはかりんと同様に咳止めなどの効果があるといわれています。これはかりんにも含まれているアミグダリンという成分によるものです。かりんの喉アメは店頭でもお馴染みです。
ビワの葉(枇杷葉)が薬としてよく利用されているのも、この成分が豊富に含まれているからです。そのくらいアミグダリンという物質は注目されるような薬効成分となっているのです。
アミグダリンはビタミンB17になります。それでアミグダリンには免疫力の活性化や、体内血液の浄化などの働きがあり、殺菌作用、鎮痛作用も注目されているのです。
ビタミンB17は国際的に脚光を浴びているのですが、それはガンに効果があるからと考えられているからです。ビタミンB17は、体温と共に暖められて浸透し、細胞内に深く入っていきます。そうして炎症治療、ガン細胞治療に作用するわけです。もともと汚れた酸性の血液がいろいろな病気の原因となります。
ビタミンB17はこの酸性血液を、弱アルカリ性の血液(健康な体の血液)に浄化させる働きが証明されているということです。ちなみにアミグダリンは加水分解によってベンズアルデヒドという成分に変化します。咳止めや抗炎症などに作用するのはこのベンズアルデヒドの効果なのです。
注意点ですが、高血圧の予防に効果があるカリウム、整調作用や便秘改善のある食物繊維などについては生食でなければなりません。エキスだけを利用するとこうした効果は期待できなくなってしまいます。