マルメロの栄養と健康効果

マルメロの活用

 

普段あまり見かけることの無いマリメロですから、マルメロの見分け方、選び方というのはあまり知られていないと思います。

 

まず見分け方についてですが、果皮に張りがあるか、実がふっくらとして重みがあるかを確認してください。勝手からすぐに食べるなら、果実全体が鮮やかな黄色になっていて果皮にツヤがあり、よい香りのするものがベストです。

 

マリメロの特徴である産毛(綿毛)は、熟してくると減少します。果皮がまだ黄緑色のものは、未熟な状態なのですぐには食べられません。注意してもらいたいのは、果実開いた小さな穴や、傷で、そうなっているものは避けたほうが賢明です。

 

マルメロの保存方法についてですが、まだ果皮に緑色が残っている未熟な果実なら、直射日光が当たらない涼しい場所にしばらく常温で置いて追熟させます。新聞紙などで包んでおけば果実の乾燥が防げます。それぞれの果実の状態によって違いますが、熟すまで結構時間がかかることもあります。果皮が黄色く染まって熟せば、芳香が強まります。

 

この熟した状態でもマルメロは果物としては比較的長持ちするほうですが、完熟しているなら、やはりできるだけ早く食べてしまったほうがいいに越した事はありません。

 

マルメロは生食以外では果実酒、ハチミツ漬け、シロップ漬け、ゼリー、ジャムなどに活用できます。

 

マルメロには厳密にはいくつか品種があります。スミルナは形が釣鐘型で実が350g程度と大きい品種です。肉質は柔らかで香りはちょっと少ないようです。多いのは「在来種」で、こちらの方が形がは丸くなっています。実の重さは200g程度で、肉質はやや堅いのですが、香りがいいのが特徴です。「かおり」は、在来種とスミルナの交配品種です。